洞元の滝

群馬県の滝・みなかみ町

洞元の滝

 紅葉期は多くの人で賑わう照葉峡には11の滝があり、それらは全て木の根沢の本流又は支流にあります。

 洞元の滝は照葉峡の11滝とは別、木の根沢の最下流にあり、奈良俣湖と洞元湖の間を流れ落ちています。

 落差は全体で5m前後と小規模ながら、豊富な水が溢れるように流れ落ちる雰囲気、岩の造形にも独特な趣があります。



 近くには橋やダムがあり、周囲の景観は良いとは言えないものの、水の透明度が高く綺麗、更には差し込む光に照らされた水の軌跡が印象的でした。 正直、滝単体としては微妙な見応えですが、照葉峡に訪れた際、又は尾瀬の帰路にチョット立ち寄ってみては? 滝は道路からすぐの場所、装いに関係なく誰もが気軽に眺められます


 余談ですが、すぐ近くに奈良俣ダムがあり、その巨大さにビックリ。ダムには様々な型式があるようですが、奈良俣ダムはロックフィル(岩石や土砂を積み上げて建設する型式。同型式のダムの中では日本第三位の堤高158m)、コンクリートで固められたものとは一味違う景観で思わず寄り道(笑)

 通常、ダムは上方から眺める場合が多い?のですが、奈良俣ダムは下方から見上げる状況、更に威圧的でありながらもコンクリート壁とは異なる手造感が印象的。 当初ダムに立ち寄る予定は無かったのですが、滝が見える場所からダムの堤が目に入り思わず・・・。


 それにしても、ダムは滝と目と鼻の先、「洞元の滝が埋められなくて良かった」

 (奈良俣ダム)
奈良俣ダム

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